妊娠したい方のためのレシピabout fertility treatment

沖縄地方の梅雨入りと共に、西日本にも「梅雨入り」が近づいています。
雨の日が続くと気分も滅入り外出も億劫、そして運動不足になりがち。

しかしこの時期に見頃を迎える「紫陽花」を、お出かけ途中に見かけると季節を感じる、そんな瞬間ではないでしょうか。

最近では「レインウエア・ブーツ」など可愛い物も多く出ています。
梅雨ならではのお出かけを楽しむこともいいですね。

さて、今回は第六の栄養素として注目されている「食物繊維」についてご紹介いたします。

No.18 食物繊維

食物繊維は、別名「ダイエタリーファイバー」とも呼ばれ日本人の食事摂取基準(2015年版)によると「成人男性は20g以上」「成人女性は18g以上」と目標量が定められています。

しかし、食の欧米化に伴い「肉や乳製品」を摂る機会が増えたこと、「野菜不足やご飯離れ」などにより食物繊維の摂取量は低下しています。

そして、年代別に見ると20代〜40代が最も摂取量が低く、一番摂れている60代においても目標量にわずかに達していないことが分かります。

食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
主な働きは、腸内の悪玉菌や有害物質の減少に作用する成分。

お腹の調子は悪玉菌と善玉菌のバランスによって変化します。
年齢によって異なりますが、腸内細菌は偏った食生活、飲酒、ストレスによってバランスを崩しがちです。

水溶性食物繊維 昆布・ワカメなど海藻類、きのこ類、果物
不溶性食物繊維 穀類・豆類

日々の食物繊維不足は、便の状態をチェックすることでご自身の腸内環境を把握しましょう。
そして、便の状態に応じて、食生活の改善につながれば一石二鳥ですね。

メインの肉料理に「ごぼうのきんぴら」「納豆」「ワカメの味噌汁」「ひじきの煮物」など、繊維豊富な和食をプラスする。
食事にはバランスが大切です。

お役立ちレシピのご紹介

簡単!もずく酢和え

口内に広がる爽やかな酸味と喉越し良い食感は、これから蒸し暑くなる季節に最適の1品です!

今回は、手軽に食せるそしてこれから蒸し暑い季節にぴったり、「簡単もずく酢和え」のご紹介です。

もずくは、100g中に6kcalしか含まない低カロリー食材。
主な成分に「フコイダン」と呼ばれる水溶性食物繊維を含みます。

糖分の吸収を緩やかにし、食後の血糖値の急激な上昇を抑制、そして血中コレステロール値を減少させる働きがあります。

また、「もずく酢」として食すことで「酢」の効果も相まって代謝アップ、脂肪や糖分が燃焼しやすいダブル効果が得られます。

☆材料 2人分

◆生もずく ・・・・・・・・・ 100g
◆きゅうり ・・・・・・・・・ 1/2本
◆トマト ・・・・・・・・・ 1/2個
◆オクラ ・・・・・・・・・ 3本
〜合わせ酢〜
◆酢  ・・・・・・・・・ 大さじ5
◆砂糖  ・・・・・・・・・ 小さじ3
◆醤油  ・・・・・・・・・ 大さじ2

◇作り方
  1. 沸騰した中に、生もずくを入れ一煮立ちさせ、ザルに揚げて水洗いする。
  2. 鍋に合せ酢を入れ一煮立ちさせ、①を入れ再沸騰させた後、器ごと氷水で冷やす。
    (混ぜながら冷やすと、早く粗熱が取れます)
  3. キュウリとトマト1センチ幅の角切りにする。
  4. オクラは塩で板ずりした後、湯がき1センチ幅の角切りにする。
  5. カットした野菜を、②に入れて出来上がり。
  • ※季節に応じた野菜や「カニかま」「たこ」などを入れても美味しく召し上がれます。
  • ※市販の味付けされた「もずく酢」にお好みの野菜を入れて作ることも可能です。