妊娠したい方のためのレシピabout fertility treatment

今年も残すところわずかになりました。
年末の大掃除と新年の準備と12月は大忙しです。

今回は旬のネタを盛り込み「おせち料理」についてご紹介したいと思います。

No.16 おせち料理

おせち料理は正月に食す祝い膳。
「めでたさを重ねる」といった意味で縁起をかつぎ重箱に詰めます。
おせち料理には子宝を願った料理も多くあるのをご存知でしたでしょうか。

数の子 : 子孫繁栄の願い「子宝」を意味する
黒豆 : 一年中「まめ(まじめ)に働きまめ(健康的)に暮らせるように
田作り : 稲の豊作、五穀豊穣の願い
海老 : 腰が曲がるまで元気に長寿の願い。高たんぱく・低脂肪の優秀食材
昆布巻 : 「よろこぶ」の語呂合わせから。
昆布は成長が早く繁殖力が強いので「子宝・子孫繁栄」

・縁起良い食べ物
金団(きんとん) : 色から財産、富を得る縁起物
紅白なます : 紅白の組み合わせは平和を願う縁起物
里芋 : 1つの根にたくさんの子芋をつけることから、「子宝・子孫繁栄」を連想

本来「おせち」とは暦上の節句のこと。
ではなぜ「おせち」と呼ばれるようになったのか。

それは、節句の時に食す料理を「おせち」と呼んだことから始まったとのこと。
現在では節句の一番目にあたる正月料理を表す言葉として「おせち料理」と呼ばれています。
そして、年始にその年の豊作を祈り、また、「正月三が日」に家事から解放するといった意味を含め保存の効く食材を中心に料理が詰められています。

お役立ちレシピのご紹介

栗金団(くりきんとん)

さつま芋は食物繊維を豊富に含みます。
食物繊維は「水溶性・不溶性」とありますが、さつま芋は両方を持ち合わせることが特徴。
「便秘解消」、「コレステロールを吸着し排出」「腸内環境の改善」「血圧低下」など様々な作用があります。

さらにビタミンCも豊富です。熱に弱い成分も調理の際に主成分の糖質が糊化し、ビタミンCを守る働きがあることから加熱後も壊れにくい利点があります。そして今の季節、風邪予防に欠かせない成分。
葉酸も含まれているので、妊娠を望む方にオススメです。

☆材料(2人分)

・栗甘露煮 ・・・・・・・・・ 12粒程度
・さつまいも ・・・・・・・・・ 350g
・クチナシ ・・・・・ 2個
★甘露煮シロップ ・・・・・・ 100cc
★本みりん ・・・・・ 80cc
★さつまいも茹で汁 ・・・・・ 大さじ1
※砂糖 ・・・・・ 必要に応じて

◇作り方
  1. さつまいもは厚く皮をむき、1cmの厚さにカットし、水にさらす。
  2. 鍋に水切りした①とガーゼに包んでから潰したクチナシとたっぷりの水を入れる。
  3. 中火で十分柔らかくなるまで茹でる。
  4. ゆで汁を100cc程度カップに取り分ける。
  5. さつまいもをザルに上げ、★と一緒にフードプロセッサーで撹拌する。
  6. 味をみて甘さが足りなければ、ここで砂糖を好みの量入れる。
  7. 鍋に⑥を入れ、弱火で少しもったりする感じになるまで木べらで練る。
  8. 栗と塩を入れ、さらに少し練り出来上がり。

ご飯にのせて海苔をかけたり、ゴマやネギをのせても美味しいです。