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セカンドオピニオンの大切さ

担当:シノハラ|2017.10.09

こんにちは。
今回はシノハラが担当します。

職業的に、
知人から不妊について相談を受けることが多いですが

先日、
セカンドオピニオンって大切だなと感じたことがありましたので、ご紹介します。
(本人の了承を得て掲載しています)

数年前、地元の友人から不妊治療に関する相談を受けました。

結婚して10年、治療始めて5年、
全く子供が授からないとのことでした。

治療も、
タイミング療法、人工受精、体外受精とステップアップしていて
グレードの良い胚盤胞を複数回移植しても妊娠しないとのこと。

相談を受けて、
グレードの良い胚盤胞を複数回移植しても妊娠しないにも関わらず
不育検査を受けていないこと、
そこが少し気になりました。

また、毎周期同じ治療をしていることに焦りを感じている様子だったので

転院してみることを勧めてみました。

地元にも不妊治療に力をいれているクリニックがあるので
何件か提案してみましたが

友人の住む地域からは遠く、
仕事しながら通院するのは難しい。
でも、治療費のために仕事は辞められない。

そんなジレンマを抱えていました。

ではせめて、
他院で、セカンドオピニオンを受けてみたらとアドバイスしました。

新たな治療方針が見つかることを期待してのことでした。

彼女は、その後
別のクリニックに話を聞きに行ったそうです。

そこで、不育症の検査をすることになり
基準値外の項目が見つかり、

これまでのクリニックで体外受精を進めながら
同時に不育症の治療をすすめていくことになりました。

その甲斐あってか、その後無事に妊娠し、
双子を出産するまでに至りました。

先日の帰省の際に、
赤ちゃんに会いに行ってきましたが
とても元気な赤ちゃんたちでしたよ。

セカンドオピニオンって、勇気のいることと思いますが、
あのとき背中を押して、
友人も勇気を出してくれて、
本当に良かったなと思います。

もし、
なかなか着床しない…
初期流産を繰り返してばかり…等
気になることがありましたら

不育症の検査を受けてみるのもいいかもしれませんね。

当院でも実施していますので、
お気軽にお問い合わせください。