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眠りの秋

担当:タカハシ|2018.10.02

  1. こんにちは。

10月、爽やかな季節ですね!秋と言えば食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、季節を堪能できることがたくさんあります。しかし、何をするにも身体が資本です!皆さん睡眠はしっかりとれていますか?

私達の体のリズムは体内時計によって制御されていますが、実際の生活サイクルとは少しズレが生じます。このズレは、朝起きて太陽の強い光を浴びることでリセットされます。この時、メラトニン、別名”睡眠ホルモン”の分泌も大きな影響を受けています。

夜、自然に眠たくなるのは、脳からメラトニンが分泌されるからです。朝の光を浴びるとその分泌が抑えられ、代わりに脳を覚醒状態へと導くセロトニンが分泌されます。その約14時間後に、セロトニンを原料としてメラトニンが分泌され、眠気を感じるようになります。

メラトニンのその他の作用の一つに、強い抗酸化作用があります。活性酸素は細胞を酸化させ、生活習慣病や老化の原因となりますが、メラトニンはそれを抑制します。

不妊治療分野においても、メラトニン補充によって卵胞内での卵子の酸化ストレスが軽減し、体外受精不成功例において卵子の質の改善や、受精率・妊娠率の向上につながったとの報告もあります。

そんなメラトニンですが、加齢とともに分泌量は減少します。予防するには、朝に太陽光を浴びる規則正しい生活の他に、食生活や適度な運動も重要です。

特にバランスの良い朝食は、体の中の臓器にまで朝が来たことがしっかり伝わる上に、セロトニンの原材料である必須アミノ酸トリプトファンの摂取につながります。また、ウォーキングのような軽めの運動15分間によりセロトニンの分泌量は増加します。セロトニンの量が増えれば、睡眠ホルモンの量が増え、快眠につながります。

秋の夜長とはいえ、質の高い睡眠を目指して、日々の生活習慣をちょっと見直してみませんか。心地の良い「眠りの秋」を実現させましょう!